長寿命化、精度向上を支える磨き上げた技術力
三宝精機工業は工作機械の据え付け、メンテナンスを主たる業務として1954年に東京都大田区で創業。
1967年の横浜移転以来、オーバーホールをコア技術として国内外の工作機械メンテナンス業務を幅広く手掛けています。
工作機械は正しい保守を行えば数十年の使用にも耐えます。当社は国産工作機械、海外製工作機械(輸入工作機械)をはじめ、
メーカー撤退、廃業などの理由でメンテナンスが困難になった機械にも対応。創業以来磨き上げてきた熟練の技術で
摺動面や軸受けメタルの摺り合わせ、面粗度を上げる「ラップ加工」等を高精度に実施。旋盤、フライス盤、
マシニングセンターから研削盤、歯車加工機、大型化工機まで、あらゆる国のあらゆる工作機械のオーバーホールに対応します。
「オーバーホールは三宝精機工業のコア技術です」
作 業 の 流 れ
超 高 度 な 技 術
き さ げ 加 工
「きさげ加工」とは、きさげ(シカラップ・スクレーパー)という刃物で金属の表面(平面部分)を削ることで、平面度が高く、かつ油たまりのある面に仕上げる技術のことです。
超精密部品を加工する高精度工作機械(マザーマシン)の製作工程において、滑り摺動面(スライド部分)の加工作業時に、主として使われる加工技術であり、工作機械の心臓部である滑り摺動面の超高精度平面(1/1000ミリ)を実現するには、必要不可欠な技術であります。
技術の発展により工作機械が高精度になった現在でも、機械加工によって超高精度平面(1/1000ミリ以下)を実現することは非常に困難であります。しかし、人の技術「きさげ加工」により超高精度平面(1/1000ミリ以下)作り上げることができるのです。
我社では、この伝統的な「きさげ加工」を次世代に継承すべく、全ての従業員に「きさげ加工技術」を徹底的に習得させ、また、その技術力こそが、真のプロフェッショナルのサービスと考えています。
さ さ っ ぱ 加 工(さ さ ば き さ げ)
「ささっぱ加工(ささばきさげ)」とは、ささっぱという工具を使って金属の表面(曲面部分)を削ることで、例えば軸受等のアタリを増やし、精度を上げる技術のことです。